Webで受験できる通信制大学の科目修得試験はどんな感じなのかをお伝えします。

大学によっては、科目修得試験、単位認定試験などと呼び方が違いますが、つまりは受けた科目の確認テストです。

科目修得試験に合格することで、無事単位を修得することができます。

難しいのか?どんな感じなのか?、産業能率大学 通信教育課程で学習している私の経験よりお伝えします。

なお、他の大学を対象とされている方へ、仕組みや試験の方法が大学ごとに異なりますが、試験に向き合う姿勢や学習方法は近いと思います。

少しでも参考になれば幸いです。

科目修得試験は難しい?

私は現時点で10科目以上の試験を受験していますが、一度教材を読んで学習していれば、問題ないレベルだと感じました。

科目修得試験ではテキストの持ち込みが許可されています。

問題に対応するテキストの記載個所を見つけて、記述式なら説明を記載し、選択式なら正誤や、正しい説明/間違っている説明などを選択します。

選択式であれば、時間をかけてテキスト内を調べ、全問正解することもできます。

しかし、産業能率大学の科目修得試験は、制限時間が60分です。
Web上で開始ボタンを押すと、タイマーが発動しそこからカウントダウンが始まります。

他の大学でも、じっくり時間をかければ全問正解できる問題は、試験ではだいたい時間制限を設けているはずです。

逆に、時間制限がない大学の試験では、「課題解決型」で自分の言葉で解答を作成する試験が多くなるのではないかと思います。

では、私なりの科目修得試験の攻略方法を以降でお伝えします。

集中できる時間帯に受験する

産業能率大学もそうですが、多くの通信制大学では自宅からインターネットを使用して受験します。

試験期間中であれば、24時間受験が可能です。

つまり、パフォーマンスが最も発揮できる時間帯を自ら選択して受験に挑めます。

食後の眠くなる時間帯や、日中仕事で疲れた深夜帯など、脳疲労が気になる時間帯での受験は避けたほうが無難です。

そして、試験中にぼーっとしてしまうと、あっと言う間に時間が経ってしまいます。

頭を試験モードにしたうえで、緊張感をもって、開始ボタンをポチっと押します。

私自身は、集中するために試験前はマインドフルネスをやってみたりします。

簡単なマインドフルネスの実践方法は以下の記事でまとめていますので、参考ください。

試験中は時間配分が重要

記述式と選択式の出題割合に応じて、まず時間配分を決めます。

私の場合、100点満点中記述式の割合が60点であれば、60分の解答時間の6割(36分)を記述式に充てます。

産業能率大学の場合、記述式と選択式の出題割合は事前に確認することができます。

産業能率大学の場合はシラバスという授業計画が公開されています。
他校でもシラバス自体は多く公開されています。

そして、科目ごとの詳細なシラバスでは、科目修得試験での評価方法が記載されており、記述式と選択式の出題割合が確認できる場合があります。

試験が始まってから、全体を眺めてすぐ時間配分を判断しても良いですが、事前確認可能であれば、あらかじめ時間配分を決めておくと良いでしょう。

記述式から先に取り組む

科目修得試験では解答の着手優先度を決めるとスムーズです。

まずは、配点の割合が高い、記述式から着手します。

理由は、仮に時間不足で空白解答、評価の低い解答になってしまった場合、不合格が濃厚になってしまうからです。

記述式の解答方法にはPREP法がおすすめ

記述式の場合は、特定のキーワードに対する説明などを制限文字数内で解答する出題が多いです。

リポートなどを通して、記述式に慣れておくと良いでしょう。

また、このようなブログを書いていてもそれなりに練習になります。

記述方法の参考として、私はPREP法を意識しています。
「結論(Point)、理由(Reason)、具体例(Example)、結論(Point)」の順番に書くことをPREP法といいます。

例えば、ある用語を説明しなさい、といった出題の場合、先に「~は~である」と結論を最初に書いてしまえば、気持ちが楽です。

通信制大学の卒業率の低さは、科目修得試験の難易度が原因ではない

卒業率が高いと噂の産業能率大学でさえ、卒業率は79.5%です。(3年次編入の2年間での卒業率)

つまり、4人に1人は留年もしくは卒業を断念していることになります。

この原因に科目修得試験の難易度が直接関係しているかと考えると、それはないと思います。

科目修得試験の受験にたどり着くまでに、要因があると考えられ、仕事や家庭などとの両立、ライフイベントなど社会人特有の原因ではないでしょうか。

一年間で36単位を学習し、尚且つ期限までにリポートを提出し、2ヶ月に1回複数科目の科目修得試験をこなす。
この学習サイクルを日常と両立させることに、難しさがあると私は感じています。

最後に、科目修得試験の緊張感を楽しもう

時間内に解答する緊張感と、頭をフル回転して解答する科目修得試験の経験は、日常ではなかなか味わえない緊張感です。

普段使わない頭を更に高速回転させるため、老化防止にはうってつけだと思います。

科目修得試験によらず、資格試験などでも緊張感は同じと思いますが、その緊張感を楽しみつつ、試験に挑む感覚は、40代も後半を迎えた私にとっては、豊かな人生を送るかけがえのない経験だと感じています。

そして、試験が終わった後のビールは美味いです!

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卒業率の低さは、モチベーションとの因果関係だと思います。
モチベーションの維持方法については以下の記事を参考ください。

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通信制大学ではリポートを計画的に提出することが大事です。以下の記事も参考ください。

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