通信制大学での勉強は、いかにモチベーションを維持できるかがカギです。
私は産業能率大学の3年次編入し、勉強を始めてもうすぐ一年が経ちます。
配本された科目は合計15科目(36単位)です。
現在、全科目の学習とリポート提出を完了しました。
そんな私が、これまでを振り返り、モチベーションを維持して勉強を続ける方法についてお伝えします。
忍耐力が必要!気分転換で上手に付き合おう
通信制は通学制と異なり、自宅などで独りで学習を続けます。
通学して友達とわいわいできないため、気持ちの面で折り合いをつけにくいのが難点です。
モチベーションを維持するためには、長期間独りで学習するための忍耐力が必要になります。
私自身はこの忍耐と上手に付き合うために、ハードルを下げる日を決めて、心のバランス調整をしています。
また、最近は旅行に行くことも増えた気がします。
気分を変えて、リフレッシュして、また勉強を向き合う。そんな感じで持続させました。
勉強を継続できるかは自分自身との戦い
「こんな勉強を続けて何の役に立つのだろうか?」と疑心暗鬼になる時がよくあります。
自分自身の葛藤との戦いです。
そんな気持ちの迷いが生じたときは、ハードルを下げるか、深刻な時は数日間何もしないが良いです。
つまり、勉強から一旦距離を置きます。
ただ、通信制大学の卒業率の低さはここにも要因があると思います。
一旦勉強から離れてしまって、戻ってこれなくなる。
こんな時に大事なのが、通信制大学に入学した動機/目的になります。
迷うようなら、通信制大学を卒業した後の自分自身を想像してみてください。
「ありたい姿」をイメージするわけです。
仕事や家事との両立は試練であり乗り越えると大きな成長
仕事や家事との両立が勉強継続のための試練になると思います。
仕事や家事で勉強ができないといった言い訳を自分で作ってしまいます。
自分自身の内なる心が最大の敵です。
私も、「仕事が忙しい。帰宅が夜遅くになる」を理由に、勉強しない日が時々ありました。
ただ、自分の中での言い訳が多く、実際はリポート提出期限が近かったり、科目修得試験の日などはプレッシャーがあるため、どんなに仕事が忙しくても追い詰められたときは、勉強に向き合いました。
「両立する」これを達成することこそが、通信制大学の勉強を続けるための試練です。
資格取得や他の勉強でも同じことがいえますが、勉強に限らず「両立させる」ことが人生においても重要な意味を持つと思います。
必須科目にはつまらないと感じる科目もある
大学の科目は全て自分で自由に選べるわけではなく、大学から指定された科目も履修が必要になります。
私が3年次に履修している科目は全て大学指定の科目です。
15科目履修してみての感想ですが、半分は楽しかった、残りの半分はつまらなかったと感じます。
自分の中で興味が湧いたか否かで評価が分かれます。
逆に4年生で履修する科目は全て選択できるため、待ち遠しい、わくわく感があります。
学費以上の効果を感じた
1年間の授業料ですが、20万円くらいです。(入学金などの手続き費用は除く)
20万円で15科目を履修していますが、割高な感じはしません。
むしろ、この値段で15科目も学べることがありがたいくらいです。
【重要】「これは使える」が増えると楽しくなる
勉強の際に、日常への活用を意識するとモチベーションは維持しやすくなります。
日常とは仕事も含みます。
勉強の過程で「これは使える」と思える学びがあると、モチベーションが上がります。
「これは使える」と感じることができるのは、社会人ならではです。
つまり、学習したことを「日常へ汎化」させます。
参考までに、私の履修科目と「これは使える」と感じだ科目の例です。
・「リーダシップ論」⇒ 「持論を磨く」
・「メンタルマネジメント」 ⇒ 「メンタルの強化方法」
・「チームマネジメント」⇒ 「心理的安全性を高める方法」
このように、日常に何かに繋がると学習意欲が高まります。
通信制大学はこれが面白いんです。
通信制大学の勉強をモチベーションを維持するコツ
では、私が1年間を通して勉強を続けた経験から、モチベーションを維持するコツをお伝えします。
スケジュールは詰め込みすぎない
ガチガチのノルマやスケジュールを組むと辛くなります。
週に1~2日くらいは何も勉強しない日を作るつもりで予定を組みます。
そして予定よりも先行させて、心理的な余裕を作っておきましょう。
通信制大学の勉強で怖いのは「勉強しなきゃいけない」バイアスです。
「やらなきゃダメ」と思ってしまうと、心理的に追い詰められてしまい、勉強がつまらなくなります。
気持ちが乗っているときはとことん学習を進める
集中が続く時、調子がいい時はどんどん学習を進めて、貯金を作りましょう。
ノルマは厳密に守る必要がないと思います。
年間通して勉強を続けると必ずバテがきますので、バテがきたら一旦勉強と距離を置いたり、ノルマを下げます。
学習習慣をつける。毎日最低1ページだけでもOK
テキストの1ページだけでも毎日学習するのは大事だと思います。
1ページだけなら5分程度かもしれません。
仕事で疲れていても、1ページは勉強する。
成長のためには小さな一歩の積み重ねだと私は思います。
自分に適度なプレッシャーをかける
期限が近くなると、物事に集中できるといった経験はありませんか?
この心理状態を逆手にとります。
つまり、自分自身にプレッシャーをかけて、強制的スイッチを入れて勉強に意識を向けさせます。
ただし、楽しいプレッシャーがいいと思います。
例えば、週末に旅行の予約を先に入れてしまう。
それまでに、リポートや科目修得試験を終わらさないと、旅行に行けない。
プレッシャーをあえて自分にかけます。
適度な刺激になって、勉強がはかどります。
逆に「これが終わったら旅行に行こう」など曖昧だと、ダラダラしてしまいます。
最後に(モチベーションは自分自身との戦い)
通信制大学でモチベーションを維持しながら勉強を続けるのは、結局のところ自分自身との戦いだと思います。
多くの方は、通信制大学への入学は自分の意思だと思います。
それだけでも勇気のある行動です。
卒業するまでの数年間、勉強を続けることは楽ではありません。
ただし、乗り越えた先の自分自身を想像してみてください。
何歳になっても成長はできるんです。
以下、通信制大学に関する記事です。参考いただければ幸いです。