Googleアドセンスの審査で落ちた時に対応したこと、10回目の審査に通るまでに得られた知識などを記事にしました。

Googleアドセンスの審査を経験し、スキルアップできたと感じています。
審査の過程で得られた知識や経験が大きな収穫だからです。

広告収益に興味がなくても、知識やスキル修得のために、Googleアドセンス申請への挑戦をおすすめします。

また、本記事では審査に落ちた推定原因なども記載しておきます。
今後、申請される方は参考にしてみてください。

Googleアドセンスの審査に通るまでの概要

アドセンス審査

まず、審査までの期間や、サイトの更新頻度、初回申請時のサイトの状態などをまとめます。

審査にかかった期間と更新頻度

・申請(審査)回数: 10回 
・期間: 5ヶ月くらい 
・更新頻度:2週間に1回程度(長期連休で集中的に更新)
・ブログや対策と向き合う時間: 一日約30分 

申請開始時のサイトの初期状態

・プロフィールページ:設置済み
・問い合わせ先の設置:設置済み
・プライバシーポリシー:なし
・サイトマップ:なし
・アフィリエイト広告:装飾用に2~3個設置
・ブログのカテゴリ数:5つ

申請開始時の事前知識

以下を事前知識として把握&対策してアドセンスの審査に挑みました。

・コピーライトはNG
・読者に有益な記事
・文字数は1000文字以上
・PREP法で記事を書く
・<head>タグ、<body>タグ内に広告コードを貼り付け
・読者に有益な記事を書く

申請履歴(全10回分)

では、私のアドセンス申請履歴を以下にお伝えします。

申請:1回目

1回目は試しに申請してみました。

・記事数:7 + 固定ページ (1000文字~2000文字)
・各カテゴリに1~2記事
・いくつかの記事にタグを設定

申請:2回目

2回目は記事数を増やして再度申請。

・記事を追加(+9記事)
・記事数:16 + 固定ページ (1000文字~2000文字)
・各カテゴリに2~3記事

申請:3回目

アフィリエイト広告があると、審査に通らないとの情報より、3回目はアフィリエイト広告を消して再申請。

・アフィリエイト広告を消して再申請
・記事追加なし
・記事数:16 + 固定ページ (1000文字~2000文字)

申請:4回目

4回目、この辺りから、審査上で不足している項目があることに気付きはじめました。

 プライバシーポリシーを作成した 
・記事を3つ追加
・記事数:19 + 固定ページ (1000文字~2000文字)

申請:5回目

5回目は過去に作成した記事のリライトと情報追記で文字数を増やしました。

 サイトマップを作成した 
・記事を1つ追加
・文字数を見直した(1500文字~4000文字)
・記事数:20 + 固定ページ

申請:6回目

6回目でGoogle Search Consoleに何かありそうと気づき、対策に着手。

 Google Search Consoleでインデックス再登録を実施 
「クロール済み-インデックス未登録」とあるページに対して、インデックス再登録を実施した。
・記事追加なし

申請:7回目

・記事を2つ追加
・記事数:22 + 固定ページ

申請:8回目

・記事を2つ追加
・記事数:24 + 固定ページ

7、8回目は決定的な原因がまだわからず、調査しながら、記事を追加したので都度申請しました。

申請:9回目

9回目であまり意味なく付与していた「タグ」が有用性を落としているのでは?と気付き、タグを削除しました。

・タグを消した
・記事を1つ追加
・記事数:25 + 固定ページ

各カテゴリに5記事の反映を完了。

申請:10回目

アドセンスの審査に合格

10回目の申請で審査に通りました。

Google Search Consoleでインデックス登録で存在しないページを消した
 「クロール済み-インデックス未登録」とあるページに対して、存在しないページを削除した。★これが原因だったようです★ 
・記事を1つ追加
 審査通過時の最終記事数:26 + 固定ページ 

6回目以降の審査では、 Google Search Consoleを使用したサイトの最適化が重要 だと気付きつつあったので、不要なページがインデックスされていないか、リンク切れしていないななどを、くまなく調べて対応しました。

また、 Googleのクローラが自分のサイトに巡回するタイミング は、週1回程度なので、次回クロールされそうなタイミングまでにサイトのメンテナンスをして、アドセンス申請する順番もなんとなく把握できました。

ただ、9回目あたりからサイトのアクセス数が増えてきたので、これが審査を通過した要因の可能性もあります。

審査に通るまでに10回かかった理由

私は初期段階で以下の失敗をしていました。

記事のURLを何度か変更して放置していた

つまり、変更前の古い情報が検索エンジンにインデックスされていました。

Googleにとってみると、 存在しないページが大量にある状態 なので、サイトの信頼性がないと判断されるのは当然です。

下書き状態の記事を公開してからいろいろ編集した

アドセンスの申請での失敗
 googleのクローラとインデックスを知らなかったため です。

完成前の記事は、下書き保存とプレビューで確認すればよかったのですが、あまり理解せず2か月間、常に公開ボタンを押してテストしていました。

公開されると、クロールされてしまうため、知っていたら下書きでの作業方法を工夫できたと思います。

 これは、かなりのチョンボです。 

定期的にGoogleのクローラがサイトを訪れているため、中途半端な記事をクロールしていたんです。

あまり理解せずに対応していた

審査に落ちるたびに、いろいろ調べながら不合格になる要因と、不適切な個所を、少しづつ対処していきました。
調査の過程では、デマのような情報もあったと思います。

(いま、思うとアフィリエイト広告は過剰な量でなければ、貼っていても審査への影響がなかったです。)

記事内の文字数が少なすぎた

アドセンスの審査では、 サイトの独自性と有用性を重視する ようです。

有用性の視点では、 文字数が少ないため、情報量が少なかった点も影響 したと考えています。

4ヶ月かけて、リライトしながら徐々に情報量を増やしました。

カテゴリ数が多すぎた

サイト立ち上げ直後から、 5つのカテゴリで記事を作成していたため審査に通るまでにページ数が増えて しまいました。

カテゴリ単位での記事数が少ないせいで、有用性がないと判断されていた可能性があります。

アドセンス審査を通すのが目的なら、カテゴリは1~2から開始すべきです。

しかし、私はアドセンス審査が最終目的ではないので、作ったカテゴリを維持しながら記事が増えるまで、書き続けました。
そのため、審査に通るまでに時間がかかったのだと思います。

タグを中途半端に設定していた

関連しそうなキーワードでタグを2~3個設定していました。
しかし、タグページに含まれる記事が2~3個と少なく、タグページ自体に有用性がないと判断された可能性があります。

また、タグも活用方法をしっかり設計できていませんでした。
最終的には不要と判断し、タグを削除しました。

トライアンドエラーで続けていたため

事前に予備知識はあまり入れずに挑んだため、時間をかけて、対策⇒申請を繰り返しました。

本業の合間のため即時対応できなかった

不適切個所の調査や、ブログの更新作業は本業の業務が終了した夜間、早朝、休日が多かったので、対策ペースが遅かったのも要因です。

ただし、時間がかかるのは最初からわかっていたことなので、無理せず自分のペースでやれたと思います。

得られた経験

アドセンスの審査の過程でスキルアップ

苦労しましたが、アドセンスの審査に挑む過程で、いろんな知識が得られました。

特に、これからブログを運営するにあたり、何が大切なのかを学べたのが大きな収穫です。

審査では 「記事の独自性」 を重視するようなので、アドセンス審査を意識しなければ独自性についてスルーしていたと思います。

また、サイトマップやプライバシーポリシーの必要性についての認識が薄かったので、アドセンスの審査の過程で学べたのも大きな収穫です。

自分にしか書けない記事を書く

 「記事の独自性」「記事の有用性」がアドセンスの審査では大事なことを知り、セルフブランディングの大切さを学びました。 

ブログを通じで、自分だけにしか書けない記事、読者に有益な何かを伝えることを意識しながら、記事のテーマと内容を検討できれば、自然と自分の商品価値を高めれるのではないでしょうか。

Web関連知識がついた

エンジニアでありながら、Web関連の知識が乏しいことを実感しました。

アドセンス申請の過程で、いろいろ調べた知識は今後に活かせます。
Googleのクローラやインデックスのことは、アドセンスの申請をしなければ、気付くのがもっと先だったと思います。

自己効力感が向上した

結果的に少し自信がつきました。

Googleアドセンスの審査の過程で、わからないことを調べて対策し、10回挑んで審査に通過しました。

今後も、サイトのアクセス数などから、調査・分析し、記事の品質や可読性等を対策、PCDAを継続することになります。

継続することで、様々な知識やスキルの修得が期待できます。

まとめ

アドセンスの審査に通るまでのまとめ

Googleアドセンスの審査に対応してみて、収穫も多く、やってよかったです。

知識やスキルがついたのもありますが、Googleがどのような視点でサイトを評価しているのか、検索されてサイトに訪れてもらうまでの流れも、アドセンスの対策過程で学べました。

これから、本格的にSEOなどを勉強して、記事の品質も高めるつもりです。

アドセンスの審査に挑むのは、何も収益のためだけではなく、自分のWebサイトを運営するうえで必要な知識を学ぶ場のため、これからアドセンスの申請を考えている方、根気は必要ですが、得るものが多いのでおすすめです。

知識やスキルと言った「無形資産を増やす」つもりで、Googleアドセンスに挑戦してみてはいかがでしょうか。


ブログを始めて一年度の記事は以下です。