セカンドキャリアを豊かにするポイントは、ズバリ 「複数の選択肢を持つこと」 

人生100年時代や生涯現役などの言葉をよく耳にします。
100年生きるとしたら、65歳まで働いたとしても、先のキャリアはまだまだあります。

今回はセカンドキャリアの選択肢についてまとめてみました。

<この記事を読んでほしい方>
・定年後のキャリアを検討したい方
・育児や介護を終えた後の働き方を考えたい方
・40代、50代を迎え、キャリアの方向性を考えている方

まずは必要とするお金や、やりたいことを整理しよう

セカンドキャリアの選択肢の前に、まずは前提条件を整理します。

それは、生活などで 「お金がいくら必要になるのか」 と自己理解、つまり 「やりたいこと」 の明確化です。

また中高年ともなると、 「親の介護」や「自身の病気」 の影響も気になります。

以下の記事で、ライフプランと将来の支出について記載していますので、参考にしてください。
また、ライフプランを立てるためのツールとして、未来年表も提案しています。

セカンドキャリアを豊かにするためのポイント

人との繋がりをたくさん築いておく

中高年の転職では、「縁故」による採用が4割程度で、知人からの紹介により職に就くケースが多いです。

これまで培ってきた人脈をセカンドキャリアで活かすことを意識して、普段から人との繋がりを意識しておくと良いでしょう。

これは中高年に限らず、アスリートの方や、育児や介護を終えて働きに出ようと考えている方にも同じことが言えます。

 人との繋がりがキャリアの選択肢を広げてくれます。 

複数の選択肢を持つこと

言い換えると 「複数の稼ぎ口を持つこと」 です。

1つや2つに限らず、多いに越したことはありません。

ポイントは雇われない働き方 「不労所得」 を増やすこと。

不労所得獲得のために、会社員時代から 副業 など可能な限りチャレンジし、 同時にスキルを得るために学ぶ ことも考えておきましょう。

私も、本業以外でいろんなことにチャレンジを始めたところです。
大学入学、キャリアコンサルタントとしての活動、ブログの立ち上げ。

特に今は、不労所得の獲得に向けて、ブログにチャレンジしています。

また、ボランティア活動などは一見収益に繋がらないように見えますが、無視できない選択肢です。

傾聴スキル

人生経験豊富なミドルシニア層は 「こうあるべきだ」と言った持論にこだわる傾向 があります。

特に企業内で高い地位にいた方、成功体験が多い方はその傾向が強いです。

しかし、これまでと違った環境では、 固定観念に捉われず柔軟な思考をもっておく必要があります。 

そんな時、 人の話を聴くスキルである「傾聴」は有効 です。

自宅にいながら稼ぐ手段を見つける

コロナの流行、災害なども増えています。
生活リスクとして考えておく必要があるでしょう。

昨今はオンライン化が普及し、リモートで稼ぐ方法も増えてきています。

オンラインツールなどを活用した、ITスキルはもはや必須スキルです。
苦手と決めつけないよにしておいたほうが無難です。

自然災害のみならず、自身の病気、家族の介護や看護、育児なども考慮し、自宅にいながら稼ぐ方法は常に考えておきたいところです。

前述したブログなどはその代表例です。

セカンドキャリアの選択肢

それでは、セカンドキャリアの方向性として抑えておくべき選択肢を、いくつかご紹介します。

何れか一つを選ぶのではなく、 価値観に合わせて両立してゆく と良いでしょう

就労

雇われて働く就労です。
セカンドキャリアの場合大きく以下があります。

再雇用

定年後に再度雇用契約を結ぶケースです。

嘱託社員やシニア社員と呼ばれています。

期間が決まっている有期雇用がメインです。

育児復帰の場合は、育児でいったん退職し、復帰時に再度雇用契約を結びます。

再就職

今まで勤めていた企業とは関係のない会社へ再就職するケースです。

以下の様に分類できます。

  • 正規雇用:いわゆる正社員、短時間正社員
  • 非正規雇用:嘱託社員、契約社員、パートタイマー、アルバイト、派遣社員

雇用ではない働き方

業務委託や請負での働き方です。

起業なども含まれます。

ボランティア活動

社会的な活動を行い、世の中に貢献してゆく選択肢です。

ボランティアには様々な形があります。

なお、「ボランティアは無償」は誤解があります。

有償ボランティアも存在します。
謝礼も含め、交通費や会議費などは発生するケースなどです。

ただし、報酬が第一ではないことも理解する必要があります。

とはいえ、「生活のために」の理由ではボランティア活動は始めにくいため、稼ぐ仕事、楽しむこと、社会貢献のためのボランティア活動はバランスよく取り組みましょう。

プロボノ

プロボノはこれまで経験した職業などのスキルを活かして、社会貢献などの活動に参加することです。

主に、ボランティア活動への参加がメインですが、 プロボノワーカー とも呼びます。

プロボノ活動の支援はNPO団体などで取り組んでいるケースが多いです。

各自治体ではボランティア参加促進のためプロボノによる支援を推奨しています。

プロボノを通して、今まで気付けなかった、 「自分自身の価値」 を感じることができると思います。

また、主婦の方向けのプロボノで ママボノ もあります。

プロボノのことを深く知りたい方は、以下の本がおすすめです。

(以下の紹介にはプロモーションが含まれています)

生涯学習、学び直し

リカレント教育といわれる 「社会人の学びなおし」 は、広く浸透しています。

特に50代を超えると、第2の人生に向けて新たなスキル獲得を意識するのではないでしょうか。

私も現在、社会人大学生です。

視野を広げて新しい可能性を見つけるために、学んでみてはいかがでしょうか。

育児や介護で身動きがとれない方へ

事情により、自己のキャリア選択ができない方は、 選択保留 することになります。

 キャリアの停滞感を感じる のではないでしょうか。

しかし、選択保留状態が解消された際に、スムーズに行動に移せるよう、学びや情報収集などできることはあります。

また、せどりやブログで収益をあげるなど、自宅にいながら稼ぐ方法もあります。

たくさんの情報を集め、学び、やれることを探すなど考えてみてはいかがでしょうか。

一緒に考えてくれるキャリアコンサルタントを活用するのがおすすめです。

まとめ

 セカンドキャリアの選択肢は複数持つことがポイント のため、雇用だけにこだわらず、副業やボランティア活動などいろんな活動を並行するのが良いと思います。

固定観念にとらわれずに、柔軟にいろんなことにチャレンジできる好奇心をもっておきたいところです。