将来のセカンドキャリアに向けて、「考えなくちゃいけないけど、どうすればいいの?」。
そんな方に向けてやりたいことを実現するためのライフプランの立て方について記載します。
今後のライフプランを検討する際に、前提条件として 「やりたいことは何か?」 、どんな 「ライフイベントがあるか」 この2点に焦点を充てて未来年表を使って、見える化してみましょう。
この記事はこんな方におすすめ
・ セカンドキャリアについて考え始めている
・ 現在、育児や介護中でキャリアの選択を一次的に止めている
・ 将来に向けて、どうすれば良いかわからない、漠然としている
セカンドキャリアの方向性は自分で決めるしかない
「やりたいこと」を実現するには、進みたいキャリアの方向性を自分自身で決めるしかありません。
自分のことは、自分自身が一番理解しているからです。
ただし、やり方がわからない場合、本記事を参考にしてみてください。
「やりたいこと」を書き出す
まず、将来「やりたいこと」を書き出してみてください。
フリーフォーマットでOKですが、様式はこちらを参考に。
書き出す項目の目標は100項目です。
参考に、ロバート・ハリスの人生の100のリストを紹介します。
また、100のリスト作成方法は他のサイトでも記載されてますので、探してみてください。
(以下の紹介にはプロモーションが含まれています)
人生の100のリスト (講談社+α文庫) [ ロバート・ハリス ] 価格:1,012円 |
【書き出すポイント】
・できるだけ具体的に記載する。
(「朝早く起きる」よりも「毎朝6時に起床する」の方が具体的です)
・叶わないと思うことでもOK
実現できるかどうか、期間などは考えなくて良いです。
・何度か見直し、追加、修正する
その日の内に終わらなくてもOKです。
翌日、一週間後に見直す。
私はお風呂上がりや、他事(リフレッシュすること)の後に見直したりします。
・定期的にメンテナンス
定期的に読み返し、追加/修正しましょう。
このように、リストを作成、定期的に更新することで、やりたいことを明確に示しておきます。
また、やりたいことを書き出すときは、気持が前向きになりますので、気分が沈んでいるときにも効果があります。
「やらなければならないこと」を書き出す
「やらなければならないこと」それぞれ書き出します。
こちらもフリーフォーマットでOKですが、後述する未来年表に反映します。
「やらなければならないこと」とは将来避けては通れない出来事です。
書き出す項目は 「お金がかかること」「キャリアの選択に影響があること」 です。
<記載例>
・マイホームの購入(ローンの開始)
・子供の教育費
・親の介護
「やらなければならないこと」もライフイベントです。
事前に明確にしておき、準備を促すことで、将来のリスクに備えます。
目標設定
「やりたいこと」の実現に向けて目標設定します。
結果は後述する「未来年表」に反映します。
目標は例えば10年後を設定して、1年後の短期目標まで落とし込みます。
ポイントは 「逆算」 です。
10年後のなりたい自分の目標に対して、5年後にはどの状態であるべきか、
、3年後は、2年後はと逆算して計画を立てます。
私の例
私の場合、10年後には独立起業したい夢があります。
そうなると、5年後には会社員として働きながら、週末起業で一定の収益あげておきたいです。
それができれば、6年目~10年目はその収益をいかにして伸ばすかが次の目標になります。
5年後に一定の収益を目標とするなら、3年後までにビジネスになる事業を週末起業する。
2年後には事業ネタを決め、1年後までに種まきとして人の繋がりを増やすことを目標にします。
このように、 「ゴールからの逆算」 で計画を立ててゆきます。
ライフイベントを把握する
「やらなければならないこと」で示した内容と重複しますが、ライフイベントは洗い出しておきます。
ポジティブなイベントも含みます。
<記載例>
・定年退職
・子供の進学、結婚
・年金の受給開始
・車の買い替え、家のリフォームなど
書き出す項目は同じく、「お金がかかること」「キャリアの選択に影響があること」です。
自分の未来年表を作る
これまでの内容を未来年表に反映します。
未来年表はこれからのライフプランを可視化するツールです。
現在を起点にして、夢や予定を記入していく年表です。
時系列で年表に以下を書き出します。
・「やりたいこと」をいつごろしたいのか
・「やらなければならないこと」はいつごろしなければならないのか
・決まっている予定を書き出す
やりたいことを100項目挙げている場合は、キャリアの選択に最も重要な出来事を記載ください。
家族のことも考える
未来年表では自分の人生に影響がある、家族についても書き出します。
家族のライフイベントがキャリアの選択に影響を及ぼす可能性を把握するためです。
また、自分のキャリアの選択により収入に変化がある場合、家族への影響も把握することができます。
子供の結婚予定などは希望として、仮記入しておきます。
家族のことと自分の生活、仕事の両立について考えていきましょう。
親の介護も考える
忘れてはならないのは、親の介護です。
歳を重ねるごとに、次第にサポートが必要になります。
未来年表には 「親の介護の可能性」 について考慮ください。
必要に応じて、未来年表に反映しておきます。
介護の度合いによって、自身のキャリアの選択は保留になる可能性もあります。
家族と同じく、親の介護と、自分の生活、仕事の両立について考えていきましょう。
資金や収入について洗い出す
資金がかかるもの、収入に変化があるライフイベントについては、未来年表に書き出します。
お金とキャリアは切り離せない存在 です。
ある時期に、いくら必要なのかなどキャリアプランに影響が生じる出来事は見える化しておきましょう。
結局のところ行動に移すかどうかで決まる
将来に向けた ライフプランは「重要」 と分かっていても、 「緊急じゃない」ため後回しにしがち です。
ですが、後回しにして、気が付けばもうすぐ定年退職なんてこともありがち。
未来年表を活用し、少しずつでも良いので、行動(アウトプット)を意識しましょう。