キャリアコンサルタントの学科試験対策は、養成講座を終えてから、直近の試験までの間で勉強するケースが多いと思います。
その間は約3ヶ月です。
本記事では、私自身が取り組んだ学科試験の勉強方法についてご紹介します。
試験勉強時間
参考までに、まずは私の試験勉強の記録を記載します。
・勉強期間:約2.5ヶ月
・一日の平均勉強時間:30分
・過去問回答数:過去8回分
・過去問繰り返し解答数:2~3回
勉強時間には、移動時間などの隙間時間も含まれています。
試験までの2.5ヶ月間は、 僅かな時間でも毎日、学科試験の勉強に取り組んでいました。
まずは過去問を解く

試験勉強を始めてまず最初にやることは、過去3回分の過去問題を解いてみます。
過去問は第1回~4回、9回は解答不要です。(合格率が極端に高かったり、低かったりした回です。)
そして、3回分の過去問を解いて自分の状態を把握します。
恐らく、 「合格ラインには達していないけれど半分は正解している」 状態の方が多いのではないでしょうか。
つまり、無勉強でも25問程度は正解になっているわけです。
合格するためには、50問中35問以上の正解が必要なため、無勉強で25問正解の場合は、残りは10問程度です。
どの分野が間違えやすいか、過去問3回分を考察して、自分の状態を把握しましょう。
既に身についた分野は対策不要
無勉強で正解している問題は、以下の「社会的意義」「倫理と行動に関する科目」あたりに含まれる内容が多いと思います。
それらは、キャリアコンサルタント養成講座の中で学習している内容です。
つまり、養成講座の中では深く学ばない、 理論や法令関連について、集中的に試験対策 することになります。
<試験科目>
・職業能力開発促進法その他関係法令に関する科目
・キャリアコンサルティングの理論に関する科目
・キャリアコンサルティングの実務に関する科目
・キャリアコンサルティングの社会的意義に関する科目
・キャリアコンサルタントの倫理と行動に関する科目
【参考】キャリアコンサルタント試験について(厚生労働省)
苦手な分野を把握する
3回分の過去問を解いた上で、正解率の低い分野を、試験までの間に集中的に勉強することになります。
苦手な分野は 「理論」、「法律」、「時事問題」 あたりではないでしょうか。
学科試験の勉強方法

ここからは、私が試験までに実践した勉強方法をご紹介します。
毎日試験対策と向き合う
私は、 疲れていた時でも毎日必ず過去問やテキストと向き合ってました。
そうしないと、意識の中から試験のことが抜けてしまうからです。
また、毎朝30分だけ早く起きて、試験勉強していました。
どうしても、疲れている日はスキップしがちですが、私にとってはこの毎日試験勉強に向き合うことができたのが、ストレートで合格できた要因だと考えています。
朝と夜で勉強方法を変える

学科試験本番の時間は午前中です。
同じ時間帯で問題を解くよう意識しました。
仕事が終わった夜は、さすがに頭が疲れているので、問題を解く元気がありませんでした。
就寝前はひたすらテキストを読んで、理論家や法令などを憶えて対策しました。
そして、翌日朝に憶えたことを忘れないように、問題を解いていました。
出題の意図性を意識した
時事問題などは、知らないが故に、どうしても解けない問題もあります。
知らない問題に対して、考え込んでいても時間のロスになるだけなので、わからない時は、「出題の意図性」を意識して解答していました。
「問題を作成する人の視点に立って考えると、出題には意図があるはず。」といった考え方に基づいて、解答することです。
4択を消去法で、絞り込む解き方が多いと思いますが、最後の2択になった際は、意図性を考えながら解答します。
その方が、適当に解答するよりも、納得感があります。
過去問は100分以内で解く
試験対策の段階から、 過去問は試験本番と同じ時間内で解く 練習をします。
時間内に解くことに頭を慣れさせる意味もあります。
時間を意識することで、わからない問題に対して時間をかけることがないよう、対策することもできます。
ちなにみ私は、仕事のない休日(午前中)に2時間以上時間を確保して、過去問を解いていました。
隙間時間は模擬問題集がおすすめ
移動時間、待ち時間等の隙間勉強用には、模擬問題集が有効活用できます。私自身、とにかく問題を解きまくった!のが、合格できた要因でした。
以下の記事で、最近発売している問題集の中からおすすめをご紹介しています。
まとめ
学科試験の勉強は養成講座を終えたタイミング~直近の試験までの2~3か月間で取り組む人が多いと思います。
その間で大切なのは、 「問題を多く解くこと」と「毎日試験対策と向き合う」 の2点だと思います。
そして、やみくもに勉強するのではなく、得点を確保したい分野について時間をかけて重点的に対策することです。
対策する分野を限定して、計画的に効率よく取り組む勉強方法がおすすめです。
【理論家の勉強方法は以下を参考にしてみてください】
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