キャリアコンサルタント試験対策向けの問題集は数多く存在します。
一昔前までは、書店にはなく、ネットで検索しても限られていましたが、今はどれを選んでいいか迷うほど数があります。
資格者が増えて知見が広がってきたことが背景にあります。
そこで、試験対策向け問題集の活用方法と、私なりのおすすめ問題集をご紹介します。
【学科／実技共通】対策方法のベースは過去問
普段の試験対策は過去問題を解くことをベースに学習を進めます。
その点は、学科試験、実技試験(論述)ともに同じです。
まとまった時間を確保できる場合は、過去の出題50問分を解いたり、50分間で論述を解答したりします。
試験対策のための標準学習期間は2.5ヶ月～3か月間です。
その期間は、基本的に毎日試験勉強と向き合うことが大事だと思います。
ただし、勉強時間が多く確保できる日もあれば、逆に忙しくて隙間時間しか使えない日もあると思います。
問題集は隙間時間を効果的に活用するために、補助的に使います。
【学科】時間がある時には問題集は使わない
過去開催分の問題を50問解く場合は、休日などでまとまった時間を確保することになります。
また、知らない理論や時事問題、法律を調べて知識をつけたりすることも、まとまった時間を確保して取り組みます。
調べ物はネット検索や、養成講座で使用したテキストなどを活用するため、市販で購入した問題集はあまり使わないと思います。
つまり問題集は、時間がないときに効果的な試験対策をするために活用します。
【学科】問題集は時間がない時に活用できる内容がおすすめ
学科試験対策本については、市販の問題集を購入するなら、隙間時間に使えることが前提条件だと思います。
キャリアコンサルタント試験を受験する方は、忙しいビジネスパーソンの方が中心で、とにかく普段は時間がないはずです。
育児、介護、仕事、通勤／移動等の僅かな時間でも活用可能なものを選定したいところです。
ポイントは「5分だけでも役に立つ問題集」。
つまり、何ページにも跨って読んだり、解いたりしないと効果がない問題集はおすすめできません。
これらを踏まえて、おすすめの問題集をお伝えします。
学科試験おすすめの問題集
学科試験の問題集は数多くあります。
どれにしようか悩ましいところです。
あくまで、隙間時間向けに補助的な使用方法を想定してご紹介します。
■【国家資格キャリアコンサルタント 学科試験 要点テキスト＆一問一答問題集】
1500問を超える問題を集めているため、これ1冊あれば約3ヶ月間の学習期間で十分対策できそうです。
そして何より、隙間時間にぴったり。
（以下の紹介にはプロモーションが含まれています）
■【キャリア教科書 国家資格キャリアコンサルタント学科試験 総仕上げ問題集】
こちらは、みん合の問題集です。
みん合はWebサイトも活用されている方は多いのではないでしょうか。
「テキスト＆問題集」編と「総仕上げ問題集」編がありますが、個人的には総仕上げ側だけで十分だと思います。
（以下の紹介にはプロモーションが含まれています）
問題集はあくまで隙間時間に使うものとして、ご紹介しました。
ベースはやはり過去問です。
次に後半ですが、実技試験向けのおすすめです。
【実技】問題集は思考の補助、心の拠り所のため
実技試験は論述と面接で構成されています。
両方ともに言えることは、「模範解答はない」です。
受験者一人一人の「自分らしさ」がキャリアコンサルタントに相応しいかどうかを試験では判定されます。
最近は実技試験向けの問題集はいくつか販売されています。
論述の模擬問題などが掲載されている書籍もありますが、個人的には過去問だけで十分だと思います。
私なりに思う、問題集が不要なケース／必要なケースを以下に記載します。
＜問題集が不要なケース＞
・有資格者からの支援を受けられる（添削やロープレ練習でアドバイスがもらえる）
・メンターや仲間ががいる（養成講座のクラスの仲間と定期的な練習ができる）
・費用がかる試験対策講習を受けても苦にならない
論述についても、解答を仲間と共有できる環境があれば、気付きも得られるため、思考の整理ができます。
人からフィードバックが得られる環境があれば、問題集に頼る必要はないと思います。
面接試験対策も、ある程度ロールプレイができる環境があれば十分です。
＜問題集が必要なケース＞
・有資格者からの支援が得られにくい(周囲にいない）
・定期的なロールプレイ練習ができない
・不安なため、心の拠り所がほしい場合
問題集が必要なケースは、不要なケースの逆パターンです。
つまり、相談したり、一緒に対策を実施できる有資格者や仲間が周囲にいない場合は、試験対策本は必要になると思います。
なお、問題集で得らるアドバイスも「自分ならこうする」を考えることが大事です。
実技試験おすすめの問題集
販売されている問題集は「実技」対策本として、論述と面接がセットになっています。
実技の対策本はあまり品ぞろえが充実していませんが、私がすすめるとしたらこれ1本で十分だと思います。
■【国家資格キャリアコンサルタント 実技試験（面接・論述） 実践テキスト】
22年版までの口コミ評価も上々です。
何より、CCとJCDAの両方に対応しています。
電子書籍版の方がお値打ちですが、学科試験の問題集と違って、実技は時間をかけてじっくり読んだり、大事なところをアンダーラインしたりする方も多いと思いますので、私なら単行本を選びます。
（以下の紹介にはプロモーションが含まれています）
■【2025年版「最速合格」国家資格キャリアコンサルタント実技試験(論述・面接)テキスト&問題集】
以下は2025年度向けの新しい試験対策テキストです。
CCとJCDA別々で対策本が発売されています。CCかJCDAか受験する協会が決まっているなら、こちらの方が対策本としては使いやすそうです。
（以下の紹介にはプロモーションが含まれています。CC版です）
（以下の紹介にはプロモーションが含まれています。JCDA版です）
まとめ
問題集ですが、学科は隙間時間活用のため、実技は自分の心の拠り所のために活用するものだと私は考えています。
あくまで補助的なものであると捉えていただければ幸いです。
