国家資格キャリアコンサルタント面接試験で、当日に緊張して混乱しないための対策をお伝えします。

ポイントは 「心の拠り所」を一つだけ持って試験に挑もう! です。

面接に慣れていない方、緊張慣れしていない方、そもそも人前でロールプレイなんて自信がない方など、参考になれば幸いです。

面接試験の概要

まずは、面接試験当日の情報を記載します。

面接試験は土日に実施

学科/論述試験の2週間ほど前に届く受験票に、実施日時 場所などが記載されています。
場所は事前に確認しておきましょう。
心配なら事前に下見をしておくと良いでしょう。

面接試験の実施時間

試験のための時間は 「1時間+移動時間」 を確保してください。
面接試験は10:00~16:00くらいまでで、概ね1時間くらいで入れ替わりです。
場所にもよりますが、1時間単位で15~20名程度が会場入りする感じです。

私の経験ですが、会場入りした受験生が更に2グループに分けられ、前半30分、後半30分ほどに分かれます。
後半組は30分ほど待機します。(会場によって運営が異なる可能性があります)

なお、事前の点呼、注意事項の説明は10分程度です。

早く着いても入室できない

事前に試験会場に行くと、前のグループが実施しているため、 5分前からしか、立ち入りができない です。(外で待つ必要がある)
とはいえ、早めに行かないと不安でしょうから、会場近くで待機するのが良いです。
寒暖の激しい季節は、外で待機すると試験前に影響がありますので、近くで落ち着けるカフェなどを見つけておくのもよいでしょう。

面接試験が終わるまで他の受験生と接触禁止

受験票に記載があります。
情報漏洩を防止するため、面接試験が終わる2週間程度は他の受験生とLINEなどで連絡することも禁止です。

面接試験当日の服装に規定はない

よく聞かれますが、特に規定はないです。
ただ、実際の面談を意識して、相談者が安心できる服装がよいでしょう。

面接試験の雰囲気

面接試験時の部屋の雰囲気を以下のような感じです。

・試験官は2名
・口頭試問は主として一方が質問(交互の場合もある)
・入室はCL役の指示に従う
・椅子の配置などは変えて良いと言われる
・ロールプレイ中は椅子をCLへ、口頭試問では椅子を試験官側へ向ける
・ロールプレイが終わるとCL役は退室する
・時間はタイマーが鳴る
・CLとCCの間に衝立がある(コロナ渦なので)
・マスクは必須

緊張して混乱しないための対策

さて、ここからが本題です。

当然ながら緊張する

15分間のロールプレイですが、試験の当日、私はすごく緊張した記憶があります。
顔も引きつっていましたし、面談中に数分フリーズしていました。

こんな私でも、 1発合格できたのは、「心の拠り所」を持って試験に挑んだ からだと思います。
混乱しないように約束事を決めて、事前に対策しました。

そんな私の対策方法を記載します。

心の拠り所を一つだけ持つ

 「心の拠り所」を持っていれば、緊張しても自分を見失わず、切り抜けられます。 
私は、何か一つだけしっかりやろうと心に決めて面接試験に挑みました。
その何かとは「うなずき、相槌」をしっかりやって、聞く姿勢だけは示そう。
と決めたことです。

正直、緊張して相談者の名前はロールプレイの間は忘れています。(笑)
あまりたくさん詰め込まず、まずは一つだけ「心の拠り所」を持っておきましょう。

「心の拠り所」のための約束事は マイクロ技法に含まれるものを選定 してください。

自分を見失わずに済む

「心の拠り所」を持つと、自分を見失わずに済みます。
私は、緊張して頭が真っ白になることを前提として面接試験に挑みました。

結果的に「うなずき、相槌」を徹底したことで、ロールプレイ開始から5分~7分後には、我に返ったと思います。
それまでは、沈黙は90秒くらいあったと記憶しています。

自分を取り戻した先に待っているのは…

 自分を取り戻すと、練習の際に意識していたことを思い出し、15分の中で一部は実践できるようになりました。 

クライエントの発言の中で感情が表れているワードをしっかり抑えることも、価値観について知ろうとする姿勢についてもロールプレイの最中に意識できるようになりました。

もちろん、これだけで合格できるほど甘くはないので、面接試験までにしっかり練習です。
傾聴やシステマティック・アプローチの流れを把握し、練習を積んで試験に挑んでください。

まとめ

いかがでしたか。
面接試験では緊張して舞い上がることを前提に、試験対策することをおすすめします。

試験で混乱するケースでは、あれも、これもと事前に詰め込み過ぎて、緊張して当日パニックになってしまいます。
単純に、 何か一つだけ約束事を決めてみてください。 
きっと、あなたの「心の拠り所」になるはずです。

ちなみに、私が心の拠り所にしていた「うなずき、相槌」は日常でもかなり意識できるようになりました。
人の話を聞く際は、しっかりと態度で示せてます。