試験に落ちても意味がある。
不合格になっても未来に繋がる!その理由をお伝えします。

試験で不合格になると、はやり落ち込んでしまいます。

その瞬間は自己肯定感が低下してしまいますよね。

ただ、試験に向き合い勉強し、学習を続けることには大きな意味があると思います。

キャリアの勉強は生涯学習

「人生100年時代!学び続けながら豊かな人生を送る。」キャリアの勉強を始めると、このようなフレーズは馴染みやすいのではないでしょうか?

特にキャリアコンサルタントは資格取得後も学び続ける必要があり、私は試験対策の勉強よりも資格取得後の方が圧倒的に勉強量が多いです。

さらに、キャリアコンサルタント養成講座、試験対策の過程で勉強した内容は今に繋がっています。
理論もそうですが、より深く学んでゆく感じです。

つまり、試験対策のための勉強は、その後の人生で学ぶ内容にも影響しています。

試験対策のために何度も勉強することは、生涯学習の視点ではとても意味があると私は思っています。

学び続けることで、知識は醸成されるからです。

不合格~再受験の数だけ成長できる

キャリアコンサルタントは研鑽、学習が重要です。

知識については常にアップデートしなければなりません。
労働市場、法律、取り巻く状況など常に変化してゆくためです。

試験で一発合格した人でも、未だに「リスキリング」と言う用語の意味を知らない方がいます。
リスキリングは元々あるキャリアコンサルタント養成講座向けのテキストには登場せず、2022年あたりから世間で話題になった用語です。

キャリアの世界も日進月歩、VUCA時代は常に状況が変化します。

故に、たとえ試験で不合格が続いたとしても、トライを続ける限り、研鑽していることになります。

再受験に向けて勉強している方は、その研鑽の手段が試験勉強になっているだけだと思います。

また、成長は失敗や苦労の積み重ねから得られるものだとも感じています。

「何も活動しない」はもったいない

独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)の調査によると、資格を取得した後、何も活動をしていないキャリアコンサルタントの方は15%程度いるそうです。

子育てや介護など、何らかの理由でキャリアコンサルタントとして活動できない方は一定数います。

しかし、理由なく活動していないのは、もったいないと私は思っています。

前述しましたが、キャリアコンサルタントは常に知識のアップデートを重ねることで、力をつけることができます。

試験勉強も同じだと思います。
勉強を続けることが、長期的には力になるでしょう。

キャリアコンサルタント資格を取ることが目的化しないように

みなさん、それぞれキャリアコンサルタント資格を取得しようと考えた理由があるはずです。

資格取得後は、資格を活かそうと努力し、何らかの活動に関わることを意識的に行動する必要があります。

資格を取ることだけを目的として1発合格する方もいます。

その場合、資格取得後の活動に困り、何もできない状況になります。

試験対策という名目があれば、周囲の人に頼り、人づくりができます。

試験に落ちることは恥ずかしいことではありません。

頼れる人がいれば、試験対策のお手伝いをお願いすることは、私なら喜んで引き受けます。
頼られていると感じると、自己有用感が向上するからです。

たとえ資格取得に時間がかかっても、「キャリアコンサルタントになりたい」と考えた目的に向かって、進んでゆきましょう。

不合格の際の採点はある意味ありがたい

学科試験や実技試験の結果は判定として受験者本人に開示されますが、試験に不合格となった方はどこかの評価が悪いことになります。

つまり、評価が悪いところが課題であるという認識できます。

一方、ストレート合格で実技の判定が全てAとなったりします。

判定が全てAとなると「悪いところはない」となり、試験の判定から課題認識ができなくなります。

試験の判定がA以外の場合、適切なフィードバックがあったとポジティブに捉えると、自身の成長に繋がります。

実技試験で落ちるならメンターを見つける

面接試験で不合格が続くケースの一例ですが、たくさんの人からフィードバックをもらいすぎてスランプに陥ることがあります。

指摘を真に受けすぎると、混乱して自分自身の良い点/悪い点の整理ができなくなってしまいます。

なるべくなら有資格者の中から1人だけメンターになってもらい、そのメンターと一緒に考えてゆくことをおすすめします。

結局のところ、成長は失敗の積み重ねにより見えてくる

長い目で見ると、失敗経験があったからこそ、自分自身が成長していると気付く時が来ると思います。

 大事なのは成功ではなく成長です。 

私自身の話ですが、キャリアコンサルタントの試験は1回で合格したものの、数学的思考が苦手な私は情報処理の試験を何度も落ちています。

ようやく受かったのも、中年になってからです。(笑)

ただ、試験勉強に長期的に向き合うことで、業務内容と出題内容が紐づいてきたり、より実践的な思考がもてるようになったのも事実です。

試験勉強が自分自身を成長させてくれました。

未来に何を見据えるか!目標を持てると素敵

ただ単に、試験の合格/不合格だけを見るのではなく、その先にある成長を見据えてもらえればと思います。

【参考記事】

面接試験で不合格になる原因について、これまで見てきたケースから整理し記事にしました。

学科試験ならこちらの記事を参考ください。

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