キャリアコンサルタントになって良かったことをお伝えします。
私にとって、キャリアコンサルタントになってよかったことの一番は 「視野が広がったこと」 。
自分でも驚くほどキャリアコンサルタントになってから、人間的に成長しました。
良かったことは他にもあるので、順にご説明します。
ものごとの見方(視野)が広がった
キャリアコンサルタントになって、 「人はそれぞれ、ものごとの捉え方が違う」ことを知りました。
起こっている出来事も、人それぞれ見えている世界は違うんです。
相手の立場でものごとを考えることを学び、視点を変えることが習慣化できました。
「自分はこう考えているが、相手は違うかもしれない」 を前提とすることで、視野が広がります。自分勝手な先入観で、話も聴かずに人のことを決めつけないと意識することは、信頼関係構築のためにはとても大切です。
今更ながらキャリアコンサルタントになってから、「心が広くなったなぁ~」と自分なりに成長実感があります。
人の話を「聴く」を意識するようになった
キャリアコンサルタント資格に出会う前の私(2年前)は、ほとんど人の話を聴いてませんでした。
「聞く」ではなく 「聴く」 です。
聞くは、「聞こえるものの内容」、即ち耳に入ってくる情報。
一方、 聴くは、話し手の言葉以外にも表情や感情なども含めて注意深く耳を傾けること です。
耳だけで話を聞いても、その人の考えていることに共感したり、同じ視点で一緒に考えたりできないと、ほんとの意味で信頼関係は築けないと思います。
私は30代の後半ごろから、世代の違う若い人達の考えていることが理解できなくなり、職場でのコミュニケーションに悩みがありました。
職場に限らず私生活においても、 子供の気持がわかる父親になりたい、若手の気持がわかる上司になりたい、そんな想いからキャリアコンサルタントの資格取得を決めました。
資格を取ったからといって、すぐ子供や若者の気持がわかるわけではないですが、少なくても理解する為の方法は習得できました。
あとは研鑽、実践あるのみです!
人間関係でのイライラが減った
私はもともと、考え方の違う人を避けていました。
自分の考え方に合わないと決めつけ、その人のことを理解しようとは思わなかったからです。
なので、考え方の違う人の中にいる自分にストレスを感じていました。
私生活や仕事でも、自分の思うような展開にならないと、とてもイライラします。
しかし、キャリアコンサルタントの資格を取得したことで、視点を変えてものごとを捉えるようになりました。
多様なものの見方があることを受け入れる感じです。
キャリアコンサルタントの研鑽を通して、自分とは違う価値観を持つ人にも、共感的理解を示し、考え方の違いを受け入れる、相手の立場で考えることを学びました。
今は普段から、ものごとの捉え方を変える訓練をしています。
捉え方の変化により、自分が成長していることを感じます。
背景を知り共感できるようになった
人の背景(ストーリー)を理解すると、他人のことが好きになってきます。
人の気持に共感できるようになるんです。
キャリアコンサルタントは共感的理解について学びます。
行動力がついた
私は、キャリアコンサルタントになって行動力がつきました。
行動しなければ、キャリアコンサルタントの資格を活かすことができないためです。
私の職業はエンジニアです。
ものづくりの現場では、キャリアコンサルタントのスキルはなくても困りません。
しかし、職場の環境をより良くしたい、まわりのみんなが気持よく仕事をしてほしい。
と考えるようになってからは、前述した共感する力が必要と考えるようになりました。
積極的に人と関わり、話を「聴く」ことを意識しています。
みんなの困っていることに耳を傾けて、積極的に関わってゆくことを心がけています。
また、本業以外でもボランティア活動などの社会貢献に関心をもつようになりました。
パラレルキャリアの必要性を感じていますので、私生活でも能動的にキャリアコンサルタントに資格を活かそうとチャレンジしています。
キャリアの理論は楽しい
キャリアコンサルタントの魅力は、何よりキャリアの理論です。
ジョン・D・クルンボルツの 「計画された偶発性理論(プランドハップンスタンスセオリー)」 は私の人生観を大きく変えました。
この理論の本質は、自分の目指すキャリアの方向性を決め、アクション(行動)を起こすことです。
「計画された偶発性理論」では、たくさんの偶然の出来事に出会い、更にチャンスやステップアップに活かすために、5つのことを提唱しています。
5つとは、 好奇心/持続性/柔軟性/楽観性/冒険心 です。
この理論に刺激を受けて、私の行動力の強化、人との出会いに繋がってると感じます。
キャリアコンサルタントには、それぞれに好きな理論があるはずです。
理論の魅力は、このブログでもこれから取り上げていきたいと思います。
キャリアの理論を通じて、 「生き方についての思考法を学べる」 のはすごく楽しいです。
人との出会いと繋がり
仲間との出会いは、人との繋がりの大切さは、キャリアコンサルタントの方は、大多数が感じていると思います。
キャリアコンサルタント養成講座の仲間
国家試験の受験資格を得るために受講した、養成講座での仲間との出会いは、かけがえのないものです。
試験対策のために、ロールプレイの練習や、論述問題のフィードバッグなど、お互い協力しながら勉強していました。
資格をとった後も、定期的な勉強会や懇親会で繋がりを保っています。
特に キャリアコンサルタントは心理的安全性について理解があります。
話しやすい雰囲気も、キャリアコンサルタント仲間の空間は心地よいです。
試験対策支援を通しての出会い
これからキャリアコンサルタントを目指す方のために、試験対策の支援をしています。
過去の支援者数も50名を超えました。
今は、そんな仲間達と共に、グループ運営しながらキャリアコンサルタントの研鑽活動、社会貢献など活動の幅を広げています。
まとめ
キャリアコンサルタントの資格を取得するための難易度は高くありませんが、資格を活かして継続する方が難しいと思います。
国家資格ではあるものの、名称独占資格であり、医者や弁護士のような業務独占資格ではありません。
名前だけは名乗れても、実力を伴うキャリアコンサルタントであるためには、日々の研鑽がかかせません。
キャリアコンサルタントは、自分自身で資格の活かし方を開拓する必要があります。
ただ、そこがキャリアコンサルタントの魅力だと思います。
今後このブログを通して、キャリアコンサルタントの魅力や、役立つ情報を発信していきたいと思います。